選手を上達させるポイントは「教えない」こと!?

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今日もブログへの訪問、
ありがとうございます。

慎です。


今回は
「なに言ってんだこいつ」
って感じのタイトルにしてみました。

上達させるには教えないといけない
と思いますよね?

しかし、武学には四大原則というものがあり、
そのうちの一つに

「不教之教」
というものがあります。

これは
「教えないで教える」
「教わらないで教わる」

ということです。

さっそく「?」ですね。笑

もう少し言い換えると

「答えはすべて自分の中にある」

ということです。


みなさんは戦国時代から江戸初期にかけての剣客である
伊藤一刀斎
をご存知でしょうか?

彼がこんな言葉を残しています。

「極意は自分で会得するもので、他人に教えられるものではない」
「人に教えられてできるようになるものではない」

と。


つまり、
「自分の疑問は自分で解決するしかないし、
 しかもその答えは自分の中にしかない」

ということになります。

ついつい指導者は選手より知識があるので
教えたくなってしまうのですが、

そればかりだと選手の主体性は失われます。

・疑問を持って、その解決に取り組むこと
・自分の中に答えがあること
を忘れてしまいます。



では指導者は何ができることはなにか?

それは
「教えることはできないが、ヒントを与えることはできる」
ということです。

そして、このヒントの与え方がポイントです。

「ヒントを与える」
と書いているのでなにか助言みたいなことかと思うかもしれませんが、
それもちょっと違います。

「ヒントを与える」
というのは
「質問を与える」

ということです。

選手に疑問を投げかけることで
外ではなく自分の中に答えを求めさせるのです。

今、自分はなぜこの練習をしているのか?
この練習をしてどうなりたいのか?
この練習は本当に今の自分に必要なのか?
と。

そして最終的には
「何のためにやっているのか?」
「このスポーツをする目的は?」

というところまで。

これらが明確になったとき、
身体の奥底からエネルギーが出てきて、
やるべきことに氣付き、すべてが手に入る。

この明確化こそが真の学びであり、
選手にとってかけがえのないものとなります。


「なかなか選手が主体性を持ってくれない」
「選手がやる氣を出してくれない」

と悩んでいる方も多いかもしれませんが、

それは「教えすぎ」の可能性があるかもしれません。

一度試しに
「教える」ことをやめて
「質問する」ことをやってみてはいかがでしょう?



この
「教える」
「質問する」
ということについては
以下の二つのブログにもう少し詳しく書いてあるので
読んでみてください^^

LV.1「ティーチング」
LV.2「コーチング」


では今日はこの辺で。

ありがとうございました。


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自己紹介
名前:坂口 慎
出身地:富山県
バスケ歴:18年
古武術を独学で5年、そこから限界を感じていたときに「武学」に出会う
今ではその武学をバスケに応用し、クリニック、オンライン講座などで広めている
クリニックのご依頼はお問い合わせからご連絡いただけるとありがたいです

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