「皆の者、覚えておけ」
「明日の夜も語らうぞ!」
この言葉を聞いてピンっときた人は
今頃鳥肌が立っているはず…
今回は
漫画「キングダム」
に登場する、秦王 嬴政から学ぶ
トップとしての在り方
僕が一度記事にしたことのある
選手のことをどれだけ知っているかで
選手に自分の思いが伝わる
ということについて
※記事はこちら
選手よ、なぜ言うことを聞いてくれない
選手とどういう姿で接すれば
選手のことを知れるのか?
それを秦王 嬴政が教えてくれます。
ここからネタバレあり
ーーーーーーーーーーーーーー
場面は「キングダム」32巻より
趙将 李牧率いる軍勢に
秦国首都咸陽の一歩手前の蕞まで
迫られた秦。
秦軍のほとんどが他の戦場に出されており、
蕞に残ってるのは5千ほどの兵士。
それに対して李牧の軍勢は3万越。
もうダメかと思われたが、
嬴政は蕞に残った3万の一般の民を
兵士と化すと言う。
この3万の一般の民を兵士にする
嬴政の語り
には人を動かす素晴らしい要素が
詰まっているのですがそれは違う機会に。
見事に一般の民を兵士化することに
成功した嬴政。
さらに王自らの参戦に
すべての者の士気が爆上げの中、
李牧軍との戦いが始まる。
嬴政によって指揮を高められた蕞は
李牧の予想に大きく反して攻め落とせない。
しかし、李牧は秦軍に夜も寝かせない
巧みな戦術によって兵の脆さを突く。
兵たちは恐怖で夜も眠れなくなり、
このままでは次の日は持たない。
誰もがそう思っていたその時。
「少し邪魔をするぞ。」
なんと兵たちの前には
秦王 嬴政の姿が。
「どうせ寝つけぬのなら
ねぎらいの言葉をと思ってな」
そういってできるだけ多くの兵たちと
言葉を交わし始める嬴政。
子供にも膝をついて、
同じ目線になって言葉をかける。
そして1箇所目の声がけが終わるとき
あの言葉を言うのです。
「皆の者、覚えておけ」
「明日の夜も語らうぞ!」
東西南北に散らばる
全兵士に声をかけ終え、
再び兵士たちの指揮は高まった。
ーーーーーーーーーーーーーー
ここまで
という感じなんです。
もうポイントどうのこうのじゃないんです。
嬴政が言ってくれてます。
「語らうぞ!」
と。
そうすることで嬴政は
兵士の気持ち、状態を得て、
さらに信頼され、士気があがりました。
どれだけ一人一人と
語らうことができているか。
指導者として、
かつ
同じ目線となって。
実はこの語り掛けにも
嬴政の巧みな話術が含まれています。
ポイントは視野を広げさせることです。
どのように広げさせるかは
またの機会に。
例えば部活で遠征の時
練習試合の多さで疲れている生徒たちに
「明日も早い」
「早くねろよー!」
と言って自分は飲みに行く…
ではなくて
「今日はよく頑張った」
「しかし明日も試合は続く」
「当然他のチームも疲れているが
うちは少しでも多くのチームより
万全の態勢で臨み、成長できるように
これを食べて回復しておこう!」
(気持ちのこもったアイスプレゼント)
「皆、覚えておけ」
「明日は回復魔法ハーゲンダッツだ!」
選手「うぉーーーー!!」
なんて。
アイスでつってるように見えて
実はこれにもちょっとした話術が
隠されていますが、
これまた別の機会に。
では今日は短めに
秦王 嬴政の姿勢
ということでお伝えしてきました。
ありがとうございました。
キングダム 嬴政から学ぶ トップの在り方
10.14
この記事は2分で読めます
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。