選手と共に成長する指導

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今日は指導者が見落としがちな

選手に指導する前に大事なこと

ということで書いていきます。

これができれば、
選手は「あ、そうなんだ。」と
あなたの伝えたいことを受け入れ、

選手と共に成長していける

そんな指導になることでしょう。


前回の記事では

選手のことをどれだけ知っているか?
で指導の方法が変わり、
選手に伝えたいことが伝わる
と書きましたが、

今回も
選手に伝えたいことが伝わる
ということを違う視点から書きます。

特に
技術指導する際のポイント
についてです。


今の世の中、
技術やスキルについての
教材、クリニックなどは山ほどあります。

どう手をつけていいかわからない
というレベルですが、
それは今回置いておきましょう。


指導者の方の中には
選手に上手くなってほしい
という思いでたくさんの教材を買ったり、
クリニックに参加したりしている方が
いらっしゃると思います。

それらで学んだことを選手に教えるとき
なかなか選手が自分のイメージ通りに
動いてくれない。


そんなことはありませんか?

DVDでは講師の方が
すごく丁寧に教えてくれている。

それなのに生徒には伝わってない。
しっくり来ていない。

そして最終的には
・今の彼らには早かった
・実用的ではなかった


と思い、簡単に諦めて次のものに手を出す。

この繰り返しでただの教材コレクター
になってしまっている人も少なくない
のではないかと思います。

なぜこのようになってしまうのか?

それはいたって簡単なこと。

伝えるべきあなた自身が
知識や学んだことの内容を
活用できる状態に至っていない

からです。


多くの人は知識を得たときに
得たことですでに活用できるものだと
思ってしまうことが多い
です。

だから

DVDを見れば選手ができるようになる

教材で書かれていたように言えば
選手ができるようになる

クリニックで教わったことを伝えれば
選手ができるようになる

と思っているのです。

しかし、
技術、スキルというのは
発信者の目には見えない努力の積み重ね

でできたものです。

それを伝えるときは
自分もそれを活用できる状態
でないと伝えられないのです。

では活用できる状態とはどういう状態か?

それは
いつどんなときでも見せられる状態
です。

技術、スキルを選手たちに
いつどんなときも見せることができれば
選手たちはその場でみて
真似ることができます。

その場でみて真似ることができる
というのは得られる情報量が違うので、
選手が得る情報量は当然増えます。

その情報量にいつでも触れられれば
選手に伝わるスピードは格段に上がります。

クリニックに参加して
講師の方の指導を受けていると
自分もできるような気がしますよね。

それはその場でたくさんの情報を
受け取っているからです。

しかし、いざ場を離れて時間が経てば
できなくなったり、
どうしていたかわからなくなったり、
するわけです。

それほどリアルな体験とは貴重
ということと同時に
いかに自分もできているか
が大事ということですね。

そのために指導者の方も
自分の可能性を求めること

をやめてはいけないのです。

・時間がないから
・もう年だから


確かにそれは弊害ですが
できない理由にはなりませんよね。

そして
DVDにしろ、本にしろ、クリニックにしろ
ちゃんと自分で活用できる状態
になってから選手に伝えるべきなのです。

でなければせっかくのいいものが
一気にダメなものとして
伝わってしまいます。


このようにして技術指導していけば
選手と一緒に自分も成長していける
ということですね。

時間的な問題はいろいろあると思いますが
今後の選手の成長と目先の目標
どちらをとるかですね。


まずは自分も活用できるレベルに
ということを念頭に指導してみてください。

ということで今日はこの辺で。

ありがとうございました。

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自己紹介
名前:坂口 慎
出身地:富山県
バスケ歴:18年
古武術を独学で5年、そこから限界を感じていたときに「武学」に出会う
今ではその武学をバスケに応用し、クリニック、オンライン講座などで広めている
クリニックのご依頼はお問い合わせからご連絡いただけるとありがたいです

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