こんにちは、慎です。
前回は
「指導者のあるべき姿」
ということで書いていきました。
今回は
「指導者の進むべき道」
について書こうと思います。
選手を導く立場なのに
自分がどこに進めばいいかわからないと
選手も導けないですよね。
では指導者の道とはどんな道か?
僕が考える道は
自他不敗の道
です。
というと早速、勝利至上主義の方たちに
反論くらいそうですね。
ではまず勝利至上主義だとどうなるのか。
※ここでの勝利至上主義については
僕一人の考え方に過ぎません。
勝利至上主義というと
勝つことがすべて
勝つことで満足感を得る
勝つためならなんでもする
という感じでしょうか。
「勝つ」ということは
敵や相手が必要であり、
その敵や相手を
蹴落として上に上がる
ということです。
そうするとなにが起こるかというと
負かした相手たちに
「あいつらに勝つ」
という敵対の気持ちが芽生えます。
(相手も勝利至上主義の場合)
そしてまたやり合って、競い合って…
よく言えば切磋琢磨して
成長しあってる
という感じですが…
視野が狭くないか?
と僕は思うのです。
「勝つ」ことに終始しすぎて
目の前の敵しか
見えなくなっているような…
そして最終的に勝ち続けれるのは
1つのチームだけ。
ほんどのチームは負けるのです。
負けたらまた勝ちにこだわって
またやり合って…
こういう状態が続いていくと、
視野が狭くなり、
最終的にどういう状態になるかというと…
「俺俺主義」
(あ、なんかオレオレ詐欺みたい。)
になってしまいがちです。
俺の言うことに従え
俺はこうやって勝ってきた
負けたのは俺のせいじゃない
俺がいないとなにもできない
ほら俺が言ったら選手はちゃんとやる
「俺」
という世界から抜け出せなく
なってしまうわけですね。
そして選手に
「俺の世界」
を押し付けるのです。
選手一人一人違うのは当たり前なのに。
自分が見てる選手たちはどうですか?
自分に反感持ってませんか?
自分に怯えてプレーしてませんか?
プレーの気性が荒くないですか?
自分がいないとなにもできなくないですか?
こうなってしまっていたら、
あなたの世界に選手たちを押し込み
支配している証拠です。
確かにそうやって
「支配」
した方が楽なんですけどね。
しかし、楽なだけで
そこに大きな成長は見込めません。
だってそもそもの
視野、世界、理想
が小さすぎますからね。
目の前の敵を倒すことで精一杯で
もっと目指すべきステージがあるのに
それを見失ってしまう。
まぁそうなってしまうのも
無理ないなとも思います。
部活動では常に大会に追われ、
その大会大会で常に結果を求められ、
その大会はほとんどがトーナメントで
負ければそこで終わり…
負ければ周りから圧力がかけられ…
こんな世界で
「勝ちにこだわるな」
という方が無理なのかもしれませんね。
それでも僕は
・選手
・指導者自身
・バスケット界
のためにも
自他不敗の道
を指導者には目指してほしいと思います。
と長くなってしまいそうなので
今日はこの辺で。
次回は
「武学における自他不敗の精神」
という感じで書きましょうかね。
ではありがとうございました。
勝利至上主義が生むものとは?
08.08
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