彼を知り、己を知れば、百戦して殆うからず

この記事は2分で読めます

Facebook にシェア
このエントリーを Google ブックマーク に追加
[`yahoo` not found]

2500年前に孫武が作った
「孫氏の兵法」

現代においてもビジネス、経営戦略など
様々なところで活躍している
戦略の叡智

それを僕なりにバスケに落とし込み
「孫氏の籠球法」
という形でいろんな視点から
書いていきたいと思います。

先人の叡智を取り入れ
高次元の戦術を実現していきましょう。


今回はこちら孫氏の兵法の代名詞の言葉

彼を知り、己を知れば、
百戦して殆うからず


ということについてみていきます。

まずこの言葉の意味はそのまま。

相手を知り、自分のことも知っていれば
百戦しても負けることはない


という感じです。

この「相手」というのは目の前の相手だけではなく
自分の周りにいる敵と思われる存在すべて
を表しています。

これは時代を考えれば当然のことで
孫武のいた時代というのは
いたるところで戦争が起きており、

目の前の敵ばかりに目がいきすぎていると
漁夫の利で違う国に隙を突かれて
国が滅んでしまう、そんな時代でした。

なので
敵と思われる存在すべてのこと
を知っている必要がありました。

これはバスケなどのスポーツにも言えますよね。

大会があったとして
「まずは目の前の敵に勝つことだ!」
「全力出しきれよ!」

と言って試合に臨む。

選手たちも一生懸命プレーして
見事勝つことができた。

しかし、全力を出し切ったがために
次の試合へのエネルギーが足りない選手たち。

相手は前の試合を余裕で勝ち進んできている。

結果は体力負けで敗戦。

なんてことよくありますよね。


一生懸命やることは確かに大事ですが
なにを一生懸命やるか?
というところをよく考えたい
ですね。

目の前の敵を倒すために
全力で一生懸命にやってしまうと
後々の体力がなくなる。

でも勝たないと結局意味がなくなる。


そこで大事になってくるのが
彼を知り、己を知る
ということです。

彼を知り
というのは
相手の情報を知っているということです。

相手の情報とは…
・選手一人一人の特徴
・チーム戦略
・監督の特徴

などなど

突き詰めればきりがないですが
突き詰めれば突き詰めるほど
情報は力になります。

例えば
監督の言動でどういうときに選手が盛り上がり、
どんな時に選手の勢いがなくなるか

を知っていれば

その勢いがなくなるような言動をさせるには
こちらはどうすればいいのか

ということが見えてきます。

それによってどう戦えるかというと
最小のエネルギーで戦える
のです。

最小のエネルギーで勝利できれば
次の試合へのエネルギーも蓄えながら
戦うことができます。

そうすれば次の相手にも
より万全の状態で臨むことができるというわけです。

なので
いかに最小のエネルギーで勝つか
に一生懸命になる必要があります。


最小のエネルギーで勝つ
というのは
手を抜く
ということではありません。


そうすると相手から手を抜かれたことによる
反発がきますからね。

そのあたりもしっかり考慮した戦い方が
必要になってきますが、
これについてはまたの機会に。

こう考えると軍師である監督の戦略眼というのは
非常に大事になってきますよね。

それができていないから
「全力で一生懸命」
やるしかないとも言えますが…

まずは
相手の情報を知る

そしてそれに対して
自分たちの情報から
自分たちは何ができるのか?


ということを考えて
試合に臨んでみてはいかがでしょう?

今回はまずは触りということで
このへんで。

ここからさらに
相手の強さによってどう戦うか?
ということもみていきます。

ありがとうございました。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

関連記事

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

自己紹介
名前:坂口 慎
出身地:富山県
バスケ歴:18年
古武術を独学で5年、そこから限界を感じていたときに「武学」に出会う
今ではその武学をバスケに応用し、クリニック、オンライン講座などで広めている
クリニックのご依頼はお問い合わせからご連絡いただけるとありがたいです

オンラインシュート講座

記事の編集ページから「おすすめ記事」を複数選択してください。

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。